紛争下の国内避難民のためにできる「3つ」のこと
2022年10月に少数民族の武装勢力に対する掃討作戦が実施されてから、バンダルバンでは戦闘が発生しています。また、それに伴う軍の過激な捜索や不当逮捕も発生し、一般市民はジャングルでの避難生活を余儀なくされました。
その後も戦闘や軍による掃討作戦が行われ、避難民は今もなおジャングルで生活をしています。その結果、避難生活中は当地の伝統的な農業である焼畑を行うことができず、食糧危機が迫っています。
しかし一方で、国際社会の支援は極端に限られています。
その理由は、この一連の紛争は非常に政治性が強くアクセスが困難であること、またそれにより報道が限られ、事態の緊急性が広く伝わっていないことが挙げられます。
その結果、今年10月時点で支援活動を公式に実施しているNGOは、国際社会を見渡してもジュマ・ネットしかありません。この現状に、この問題の難しさが集約されています。
しかし、危機は刻々と進行しています。
政治的な駆け引きと争いの中で、生活の危機に立たされているのは一般市民であり、家族や友人、恋人など、それぞれに大切な人がいて、希望を持って人生を歩む一人の人間です。
そんな紛争下の国内避難民の現状を少しでも変えるため、日本からできる3つのことをお伝えします。
① 現状を知っていただくこと
ジュマ・ネットでは、12月にバンダルバン国内避難民の状況をお伝えする活動報告会を随時開催しています。毎週金曜日、一部の週末で実施しています。
まずは、この状況をぜひ知ってください。
② 広く伝えていただくこと
知っていただいた後は、ぜひこれを多くの方に伝えていただきたいです。この投稿をSNSでシェアすることをはじめ、周りの方などにもぜひお伝えください。活動報告会にお誘いいただくことも歓迎です。
③ 食糧支援を届ける
現地への直接的なアクションとして、ジュマ・ネットの食糧支援にご協力ください。1,000円で家族4人が1週間食事をとることができます。1万円で10家族を支えることができます。
こちらからご支援が可能です。ご協力をお願いいたします。
冬を迎えるジャングルでの生活は一層厳しいものとなります。この状況を変えるために、ぜひお力を貸してください。