【書籍ご紹介】チッタゴン丘陵地帯を詳しく知りたい方へ
ジュマ・ネットが活動しているチッタゴン丘陵地帯は、バングラデシュ独立直後から対立が絶えない地域でした。1997年の和平協定後は、エスニック・マイノリティ内部の分裂と内紛が発生しています。
現在はバングラデシュ政府や軍の駐屯や人権侵害に加え、内紛による暴力の連鎖とジュマ社会の弱体化が大きな課題です。
ジュマ・ネットでは、アドボカシー活動の一環として、チッタゴン丘陵地帯の歴史や政情をまとめ、書籍として出版しています。
チッタゴン丘陵地帯の状況を把握いただけると同時に、お買い上げいただくことが活動のためのご支援となります。
ぜひ、ご覧くだされば幸いです。
『チッタゴン丘陵地帯白書2003〜2006(2007年版)』(A4、93ページ)
ジュマ・ネットが和平協定後の2003年から2006年にかけて現場の様々なリソースから集めた情報を、政治課題別にまとめたものです。これを読むとチッタゴン丘陵の具体的な課題がわかるだけでなく、チッタゴン丘陵問題がいかに「解決された問題」でないことを知っていただけると思います。現場に近いところから考え続けるジュマ・ネットとして、できるだけ多くの日本の市民の方に手にとってもらい、その現実を知っていただければと思います。
『チッタゴン丘陵地帯白書2007〜2013(2015年版)』(A4、141ページ)
2006年のチッタゴン丘陵白書に続く最新版です。2007年から2013年の間の現地情報、各種資料を集約、分析し、チッタゴン丘陵の紛争後の政治状態、人権侵害、内紛、土地問題などに焦点をあてて、まとめた最新の白書です。
『バングラデシュ、チッタゴン丘陵地帯で何が起こっているか』(新書サイズ、全95ページ、発行:2012年3月)
ジュマの歴史、長く続いた紛争の実態、和平協定、その後の政治状況も触れられており日本語で初めてまとめられたチッタゴン丘陵問題の入門書です。