皆様お初にお目にかかります。この2月からジュマ・ネットでインターンとして勤務することになりました、浮田遼雲と申します。初配信になりますので、簡単な自己紹介をさせていただきます。

所属は東京大学教養学部5年生で、今春から同大学院総合文化研究科に進学、9月からは英国大学院に留学予定です。

学部では国際関係論を専攻しておりました。特に国内紛争の発生に興味があり、卒業論文では自治権の付与が分離紛争の発生に与える影響を計量手法を用いて実証しました。

私の興味関心は、地域としての北東インドを中心とした東南アジア山岳部と、テーマとしての内戦研究に分けられます。北東インドに触れる原体験は、高校時代にインド・ミゾラム州の風景画像をインターネットで見たことでした。とはいえ学術的な関心としては、大学初年次に授業で紹介されたジェームズ・C・スコット『ゾミア 脱国家の世界史』の読書体験が重要な役割をはたしています。

一方で内戦研究に興味を持ったのは、アラブの春という同時代的な国際情勢が強く影響していると思います。東大では国際関係論を専攻として選択しましたが、紛争研究のより専門的教育を受けるため大学4年次にはスウェーデン・ウプサラ大学平和紛争研究学部への交換留学を行いました。
その中で、内戦研究を行う他の優れた研究機関として英国のエセックス大学等を知り、留学での学位取得を目指しています。

ジュマ・ネットでは、NPOの活動への理解を深めると共に、実際に紛争の影響下に置かれている人々の安全保障に携われればと思っております。
特にミゾラム州でのミャンマー難民の生活環境向上は喫緊の課題です。まだまだスキルも知識もない状態ですが、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、ミャンマー難民が置かれている現地の状況はとても改善されたとは言えません。
ジュマ・ネットとしても最大限受益者への支援を強化していきたいと考えておりますので、サポーターの皆様には今後とも厚いご支援を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。