【開催報告】インドに逃れた避難民を知る-ミゾラム州の事例から-が開催されました!
前半は稲川から現地調査の内容報告、後半はカウンターパートがミゾラム州から参加し、最新の様子についてレポートしてくれました。
いくつか、現地の最新情報から明らかになった事項をまとめます。
1) 現在ミゾラム州においては、チャンパイ地区のみでも7897人のミャンマー避難民が滞在しているようです。最近では国境付近での爆発事件により新たに65人がインドに越境しています。
2) バングラデシュからもKNAと軍・緊急行動部隊の間で続く戦闘により、528人が避難民としてミゾラムに逃れています。ミゾラム州南部の8つの村に逃れており、州都から非常に遠い地域であることから、ミャンマー避難民に対して現地NGOの支援も届きにくいのが現状です。
3) 基本的にはローカルの人々は食糧やシェルターなどの提供に前向きで支援に積極的な一方で、一部治安の懸念も存在します。一部はミャンマー側に再び戻りドラッグをミゾラムに密輸して売り捌くということも行われているようです。一部の人の行いではありますが、先日もかなりの金額相当のドラッグが摘発されており、近隣地域にも影響を与えていることが想像されます。
今後も日々変化する現地の状況をアップデートしながら、インド側の状況をお伝えできればと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!