11/9【大阪】バングラデシュ、チッタゴン丘陵の女性運動の現場より、ベッキー&アヌワラ来日トーク
詳細チラシはこちらからダウンロード出来ます。
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●差別と女性に対する暴力の撤廃を目指して、民族や宗教をこえて連帯する女性たち
バングラデシュ、チッタゴン丘陵の女性運動の現場より
ベッキー&アヌワラ来日トーク
日時:2008年11月9日(日)午後15時~17時
場所:大阪市立加島人権文化センター 2階 和室
(大阪市淀川区加島1-39-2、06-6309-2255)
地図:http://www.city.osaka.jp/shimin/shisetu/02/kasima.html
アクセス:JR東西線「加島」下車 1番出口より東へ徒歩10分
梅田・十三より大阪市バス「神崎橋」「加島駅前」行き、阪急バス「加島駅」「西川」「阪急塚口駅」行きで「加島中」下車 南へ徒歩5分
会費:500円(来日ゲストへのカンパ)
定員:50名
お申込み:メールか電話でお申込み下さい。当日参加も大歓迎です。
メール:jummanet@gmail.com、電話:03-3831-1072
●夜、19時~の交流会もご参加ください!
20世紀は、民族アイデンティティに依存しすぎた時代だったのかもしれません。民族の違いが、あまりにも簡単に殺戮、差別、同一化の理由になってきました。その中で一番苦しんできたのは女性たちではなかったでしょうか?彼女たちは常に人身売買、性搾取の恐れの中で生きてきました。日本でも、バングラデシュでもその構造は同じです。
21世紀に生きる私たちは、次世代のためにも差別構造としての民族性ではなく、「共存のための民族性」を考え、生み出していかなくてはなりません。そのためにも、これまでの差別の構造を向き合う必要があります。
バングラデシュ、チッタゴン丘陵地帯には古くからモンゴロイド系の先住民族ジュマの人々が住んでいました。その地へ1970年代から政府による大規模な入植政策と軍事占領が始まり、数々の人権侵害と虐殺事件から紛争へと発展しました。1997年には政府とジュマの間で和平協定が結ばれ、紛争が終結したものの、2008年の現在まで政府は和平協定の約束を実施せず、様々な人権侵害が続いています。この20年以上に渡る紛争の中で、最も大きな犠牲となったのはジュマの貧しい女性被害者たちでした。
このような民族対立を抱えたチッタゴン丘陵地帯で、民族や宗教の違いを越えて連帯し、女性の人権を守るために大きく活躍している「ドゥルバル・ネットワーク」のベッキーさん(トリプラ民族/ジュマ・キリスト教徒)とアヌワラさん(ベンガル民族・イスラム教徒)です。お2人からバングラデシュの女性たちが差別と暴力にどのように立ち向かっているのか、彼女たちの取り組みについて、お話を聞きます。また、皆さまからのご質問もお待ちしています。
●プロフィール:
ベッキー・トリプラさん(トリプラ民族/ジュマ・キリスト教徒)30歳
チッタゴン丘陵カグラチャリ県のカグラプール女性福祉組合のディレクター。
民族対立の激しいカグラチャリ県でレイプ被害者の支援にたずさわる。
アヌワラ・ベグンさん(ベンガル民族・イスラム教徒)40歳
チッタゴン丘陵バンドルボン県の女性NGO「EKATA」の代表。バンドルボン県ではじめてドゥルバル・ネットワークに加盟した古いメンバーの1人で、暴力に傷ついた多くの女性たちを力付けて来た。