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11月30日(土)まなびカフェ「サラワクの先住民族と私たちの暮らし」

講師:
・峠隆一さん(ジャーナリスト)
・トム・エドワードソン(サラワク・キャンペーン委員会運営委員、ジュマ・ネット共同代表)

ボルネオ島の北部、マレーシア・サラワク州は、オランウータンやテングザルなど希少な動植物が生息する熱帯雨林に覆われ、豊かな文化を培う先住民族が暮らす自然の宝庫。狩猟採集と焼畑農業を生業とする先住民族は、大家族のように自然の恵みを分かち合い、沈香や漢方薬の原料などを外部と取引し、平和に暮らしていました。

しかし、1980年代から木材輸出のための大規模な森林伐採が始まり、90年代からアブラヤシ・プランテーションが造成されるようになりました。伐採で森は虫食い状態となり、川は濁り、森から獲物が消えました。予告もなく生活を直撃された先住民族は、陳情を無視され、林道を封鎖すると一斉に逮捕されました。さらに、痛んだ森は更地にされ、広大なプランテーションに無数の村々が飲み込まれています。今やサラワク州では、もともとあった原生林の5%しか残っていません。

日本は、長年にわたり、世界最大の熱帯木材輸入国として、フィリピン、インドネシア、そしてマレーシアの森林に負担をかけてきました。サラワク州の木材生産量の半分ほどが日本向けに丸太や合板として輸出され、使い捨てのコンクリート型枠、建材、安い家具などとして消費されてきました。パーム油も主にマレーシアから輸入され、洗剤や揚げ麺、マーガリンなどの原料として、私たちの生活の隅々にまで浸透しています。

私たちの「豊かさ」の裏で、自然と暮らしが破壊されている現実を知り、暮らし方を見つめ直したいと思います。ご参加をお待ちしています。

■日時:2013年11月30日(土)14:00~16:00
■場所:東京都台東区上野 5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル 6階
ジュマ・ネット事務所  地図
■交通:東京メトロ銀座線 末広町駅2番出口より徒歩2分。
JR線 秋葉原駅/御徒町駅より徒歩7分。

■参加費:500円

■お申し込み、お問い合わせ
ジュマ・ネット事務局(担当:竹森)
Email: jummanet@gmail.com
Tel/Fax: 03-3831-1072

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