
カグラチャリ県における発砲・暴力事案に関する声明
ジュマ・ネットは、バングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯カグラチャリ県グイマラ郡周辺で2025年9月23日に発生したとされるマルマ女性に対するベンガル人青年によるレイプ、そしてそれに抗議する先住民族の抗議運動に対する9月28日の治安部隊の発砲・暴力対応に対し、強い憤りと深い哀悼の意を表明します。
報道によれば、抗議行動の渦中で少なくとも先住民族側3名が死亡し、多数が負傷しました。(死傷者数については報道により差異があり、4名死亡とする報道も確認しております。)
当該事案は、マルマ族の女子生徒への3名のベンガル人青年の集団レイプ事件に対する抗議・道路封鎖を背景に発生しました。抗議運動への政府治安部隊の衝突、発砲、ベンガル人住民らによる市場や家屋への焼損が報じられています。
ジュマ・ネットは、いかなる理由であれ、平和的な抗議に対する過剰な武力行使や住民への集団的な報復、また被害者・証人への威圧を容認しません。政府・治安当局・関係各機関に対し、事態の早急かつ公正な収拾と、加害行為に対する法に基づく厳正な責任追及を強く求めます。