襲撃事件につき、バングラデシュ政府に抗議声明を出しました
2014年12月16日に発生した、ランガマティ県ナニアチョルでの放火・襲撃事件、および前日の14歳少女の殺害事件につき、日韓のジュマ支援NGOらと共同でバングラデシュ政府に抗議声明を出しました。
▼事件詳細
抗議声明全文
バングラデシュ人民共和国
シェイク・ハシナ首相殿 2014年12月26日
チッタゴン丘陵地帯における放火・襲撃事件および女性に対する暴力について
拝啓
私たち、日本および韓国に住む市民およびジュマ民族は、貴国の戦勝記念日に当たる2014年12月16日にランガマティ県ナニアチョル郡で先住民族の村々が放火・襲撃され、その前日に先住民族マルマ人の少女が殺害されたことに関して深い憂慮の念をお伝えするためにご連絡致しました。
12月16日朝にランガマティ県ナニアチョル郡ボガチョリ・ユニオンで、先住民族の土地に植えたパイナップルとチークの苗が破壊されたことに怒った約400-500人のベンガル人入植者が先住民族の住む三つの村を襲い、約50軒の家に放火し、アナンダ・バザール地区で7つの店舗を略奪してから放火し、コルナ仏教寺院で破壊行為を行い、銅製の仏像を数体、盗み出し、僧侶に暴力を振るったと報告されています。陸軍兵士が放火犯を庇い、幇助したと報告されていることに特に驚いています。
さらに12月16日にランガマティ県カプタイ郡チトマラン地区でウマチン・マルマさんという14歳の先住民族の少女がベンガル人入植者によって恐らくはレイプ後に殺害されました。これはチッタゴン丘陵地帯でほとんど処罰されることなく繰り返されている殺人、レイプなど、先住民族の女性に対する暴力の最新の例に過ぎません。
私たちは上記の事件に関してハイレベルの独立した調査を実施し、責任を有する者を訴追するよう貴政府に要請致します。また、放火・襲撃事件で住居や財産を失った人々の生活を再建し、その安全を保障するよう政府に求めます。
さらに、このような暴力の原因となっている土地紛争を解決するために2001年土地紛争裁定委員会法を改正し、土地委員会を活性化するよう貴政府に勧告いたします。
敬具
ジュマ・ピープルズ・ネットワーク・コリア代表ジャガディーシュ・トンチョンギャ
ワールド・ジュマ・ボイス・オブ・ジャパン事務局長 プロバート・クスム・チャクマ
ジュマ・ネット共同代表 下澤獄 /トム・エスキルセン
Advocates for Public Interest Law (APIL)
Imagination for International solidarity
In-yeon jigi
Ms. Hyoun A Park
Mr.Choi,Jaehoon